こんにちは。さとちです。
ベビーチェアをお使いのご家庭では、子供がイスに立ち上がってヒヤっとした経験が一度や二度あるのではないでしょうか。
今回は私の娘(1歳児)がハイタイプのベビーチェアから転落した話をしたいと思います。
この経験が誰かのお役に立てたら幸いです。
子供がベビーチェアから転落
4月のとある日の夜、キッチンで娘の夜ご飯を準備していた時、ベビーチェアに座らせていた娘が突然ベビーチェアのイスの上に立ち、キッチン側の台に置いてあった物を取ろうと手を伸ばしました。私が「危ない!」と思った時にはすでに遅し、そのまま転落してしまいました。
①まず怪我の状態を確認
転落した直後、娘は大泣き。すぐに抱きかかえて見ると、おでこが赤くなっており、唇が切れて血がでていました。口腔内も確認しましたが、問題なかったです。
②変わった様子はないか確認
暫くは泣いていました。少し落ち着いた時にご飯をあげると泣き止み、しっかり完食しました。ご飯の後は痛がる様子もなく、いつも通り遊んでいました。
③”こども医療電話相談”に電話
対処法や注意点が分からず、産院でもらった”こども医療でんわ相談#8000”のマグネットを思い出した私は、電話をかけてみました。
こども医療電話相談#8000に連絡
こども医療電話相談事業【#8000事業】とは
★保護者の方が、休日・夜間のこどもの症状にどのように対処したら良いのか、病院を受診した方がよいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師に電話で相談できるものです。
★この事業は全国同一の短縮番号#8000をプッシュすることにより、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けられます。
引用元:厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html
氏名と住所をお伝えしたあと、下記を聞かれました。
①どうしたのか
→ベビーチェアからの転落
②怪我の状態
→おでこが赤くなっており、唇が切れていた。
③怪我の範囲はどれくらいか
→おでこに500円玉ほどの大きさの傷
③意識の確認(呼びかけに反応するか、話し方・声の状態はいつもと変わらないか)
→電話をかけた時は娘がぐずっていたため、そのしっかりとした声の様子から大丈夫そうだと判断していただきました。呼びかけにも反応を示す。
④目線は合うか(グラグラしていないか)
→問題なく目線を合わせてくれた。
対処法:患部を氷水などで冷やして、あまり飛び跳ねたりせず安静にする
結果…「とりあえず今の状態では大丈夫そうだが、意識に異変があれば救急車を呼ぶようにに。心配であれば翌朝を待って、病院を受診しても良い」とアドバイスを受けました。
子供がベビーチェアから転落した後の対処
翌朝、特に変わった様子はなかったが大事をとって保育園を休ませ、小児科を受診しました。
病院では以下のことを聞かれました。
・何センチの高さのイスから落ちたか。
→我が家のベビーチェアはイスまでの高さが50センチでした。ただ、立った状態からの転落のため、頭部の高さは100センチは超えていたと思われます。
★先生から言われたこと
・基準は90センチ
90センチ以上の高さからの転落が精密検査をするかどうかの一つの基準となる。しかし、90センチ以上の高さから落ちたからといって必ず検査をしなければならないというわけではない。
・CT検査について
1回の検査で、自然放射線を1年間受けるくらい被ばくする。安全面に問題はないが、放射線のことであれだけ騒がれるほどであるから、あまりおすすめはできない。
・MRI検査について
小さいお子さんは機械の中でじっとしていることができないため、薬を使用して鎮静させるが、薬の作用で呼吸数が低下する可能性がある。機械の中に入ると呼吸や意識の確認をすることが難しいためリスクが伴う。医者としても実施するのは怖い。
意識レベルの低下など、頭蓋骨骨折や頭蓋内出血が疑われる場合は直ちに検査を行うが、怪我による命の危険、後遺症のリスクが検査のリスクを上回らないとあまり推奨されない。ただ、時間が経過して症状が現れる場合もあるため、検査を受けるかどうかは保護者の方と相談した上で判断する。
我が家の場合、意識に問題はなく普段通りの様子だったため、CTやMRIの検査を実施しませんでした。今思えば、物を取ろうと手を伸ばしていたので、受け身を取っていたのではないかと思います。この記事を書いている今も転落から1ヶ月以上が経過していますが、特に変わった様子はありません。
【まとめ】不安であれば医療機関に電話を
いかがでしたでしょうか。もしお子さんが高いところから落下してしまった場合は、お子さんの様子をよく観察し、検査のリスク等も考慮しながら判断してほしいと思います。
自分で判断するのが難しい場合には、医療機関に電話相談するのがおすすめです。何より不安が和らぎますし、どうすれば良いのかを指示してくれますので安心です。
この一件があった後、手が届かない離れた場所で作業する時には、たとえ目が行き届く場所であっても一人でベビーチェアに座らせていません。子供は昨日できなかったことが今日急にできるようになっていることがあります。子供の行動を過信しないことが大切ですね。今一度自分に言い聞かせながら気をつけたいと思います。
それでは。